補助金を活用した浄化槽システムのBCP対策
施設の浄化槽老朽化に伴う浄化槽交換工事に伴い「二酸化炭素排出抑制対策事業費等補助金(浄化槽システムの脱炭素化推進事業)」を利用

施工いただいた会社様
導入いただいたお施主様
三重県鈴鹿市 某ゴルフクラブ様
ご相談を受けた経緯
三重県伊勢市の太陽光発電設備設置会社である株式会社AMAZE 代表取締役 入江様より、お施主様のご要望・お困りごとに対し、解決策として産業用蓄電システムLUVIS®を選んでいただいた経緯をお話しいただきました。
施設の浄化槽老朽化に伴う浄化槽交換工事にて、「二酸化炭素排出抑制対策事業費等補助金(浄化槽システムの脱炭素化推進事業)」を利用することを施主様と浄化槽業者様でご相談の上、決定。弊社が浄化槽業者様から本件に関する相談を受けたことがきっかけです。
お客様のお困りごとやご要望について
お施主様からは浄化槽交換工事のタイミングで再エネ電源を導入することにより、値上がりしていた電気料金を少しでも抑えたい、そして環境問題への貢献として、再エネ電力使用量を増やすこと。また、合わせて浄化槽システムのBCP対策をしてほしいというご要望をいただきました。
バックアップ負荷について |
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浄化槽システム一式(ポンプ類、ブロワ類等) |
ご要望のポイント |
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❶再エネ電源の導入により、値上がりしていた電気料金の削減 |
❷環境問題への貢献として再エネ電力使用量を増やす |
❸浄化槽システムのBCP対策 |
解決策として考えたこと
コストを抑えるために、市場では数少ない三相で容量が最適であり適正な価格の蓄電池を探し、商社様経由で産業用蓄電システムLUVIS®を紹介していただきました。浄化槽システムの起動電流を浄化槽メーカー様、CONNEXX SYSTEMS様をはじめとする技術担当の方々と協議し、LUVIS®が停電時も復旧できるスペック容量であることを確認できました。太陽光発電の過積載により、本来であれば捨てられてしまう再エネ電力を無駄なく利用できるように蓄電池を導入して夜間電力をカバーすることで交付対象要件の「二酸化炭素削減効果46%以上」をクリアすることができました。
環境省浄化槽補助金の活用
設備の導入コストを下げるため、令和6年度 二酸化炭素排出抑制対策事業費等補助(浄化槽システムの脱炭素化推進事業)を活用。無事に採択されました。

二酸化炭素排出抑制対策事業費等補助金(浄化槽システムの脱炭素化推進事業)
本補助金は、浄化槽分野における脱炭素化の推進に向けて、エネルギー効率の低い既設の中大型浄化槽について、最新型の高効率機器(高効率ブロワ等)への改修、先進的省エネ型浄化槽への交換、再生可能エネルギーを活用した浄化槽システムの導入を推進することにより、大幅なCO2削減を図ることを目的としています。
使用方法
太陽光PCSなしで直接電池へ繋いで自家消費制御し、太陽光発電の余剰充電に利用する予定です。
導入設備 | |
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太陽光発電モジュール | 27.75kWh |
蓄電システム | 産業用蓄電システムLUVIS®(DCリンク対応モデル)×1台 |
蓄電池容量 | 61.4kWh |

お客様のお声
産業用蓄電システムLUVIS®を選んだことで、お施主様のご要望である、電気代削減・CO2削減と浄化槽の停電対策を低コストで実現できました。
導入の決め手 | |
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①三相で容量が最適であり適正な価格の蓄電池だったこと | |
②浄化槽システムのBCP対策が可能だったこと |
三相電源機器のバックアップが可能な産業用蓄電システムLUVIS®
三相電源機器のバックアップ | 災害により起こりうる停電。施設によっては同時に断水も起こる可能性があります。これは上層部まで水を送るために電動ポンプを使用しているためです。ビルやホテルから食品工場まで幅広い施設で使用されており、災害時においてストップすると困る機器の一つと言えます。産業用蓄電システムLUVIS®は三相3線式30kWの出力で給水ポンプなどの動力機器にも使用いただけます。 |
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再生可能エネルギー自給率向上 | 再生可能エネルギーによる自給率を高めるには、太陽光発電などに加え、蓄電池の導入が重要です。発電した電力を蓄電池に貯めることで、夜間や災害時でも安定した電力供給が可能となり、エネルギーの無駄を削減。地域内で発電・消費する「地産地消」を推進し、エネルギーコストの抑制や脱炭素化の実現に大きく寄与します。 |
電源設備のBCP対策 | 災害時の停電対策は企業のBCPにおける重要事項と言えるでしょう。業務を継続するための備えとして産業用蓄電池を導入することで、停電して電気の供給が止まっても、蓄電池に蓄えておいた電気があれば、電気を使い続けることができるので、BCP(事業継続計画)対策として緊急時に備えることができます。 |
産業用蓄電池の電気料金削減効果
従量料金の削減 | 産業用蓄電池を導入することで、電力使用量が多い時間帯に蓄電池から電力を供給できるため、高額な従量料金を回避できます。昼間に充電した電力をピーク時に活用することで、電力会社からの購入量を削減し、電気料金の効率的な節約が可能になります。 |
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基本料金の削減 | 産業用蓄電池は、電力需要が高まる時間帯に放電することでピーク電力を抑制し、契約電力(デマンド)を低減します。これにより基本料金が引き下げられ、年間を通じた安定したコスト削減につながります。エネルギーの効率的な運用にも寄与します。 |
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