HYPER BatteryTM

圧倒的なパワー性能を有する薄型板状リチウムイオン電池

電気エネルギーを効率的かつ最大限に活用するためには、「エネルギー密度」だけでなく、「入出力密度」に優れた蓄電デバイスが必要不可欠です。高入出力密度型の蓄電デバイスとしては、「キャパシタ」がありますが、そのエネルギー密度はリチウムイオン電池の1/20以下と極めて小さく、大容量化は困難であるとされています。そこで、当社は、高いエネルギー密度を有するリチウムイオン電池でありながら、徹底的に高入出力密度を高めた、これまでにない大電力回生を可能とする新型リチウムイオン電池「HYPER BatteryTM」を開発しました。

特許
日本特許:JP6153798  
欧州特許:EP2827400  
米国特許:US9142824
プロトタイプ

プロトタイプ

特長

HYPER BatteryTMの特長と適用アプリケーション

HYPER BatteryTMは、一般的なリチウムイオン電池と比べ、極めて高い入出力特性を有していますが、特に、入力特性(急速充電性能)に優れています。また、急速充放電サイクルにおいても、全容量の50%程度を繰り返し使用することができ、かつ33,000サイクル後も80%以上の容量を維持することが可能です。このような特性は、大電力回生を必要とする移動体や産業装置・機器、再生可能エネルギーの短周期変動抑制等の用途に最適であり、これまでの蓄電池ではなし得なかったようなアプリケーションの性能と運用ソリューションの実現に寄与します。また、このパワー性能に特化したHYPER BatteryTMを、当社の開発したハイブリッド技術(BIND Battery®)により異種電池、異種電源と組み合わせたパワーとエネルギーの最適バランス設計が可能となり、ソリューションの幅が大きく広がることが期待されます。

HYPER Batteryを実用化