SHUTTLE BatteryTM

鉄と空気で動く超高エネルギー密度型革新電池

当社は、これまでの常識を遥かに超えた極めて高いエネルギー密度を有する革新電池「SHUTTLE BatteryTM」の開発を進めています。SHUTTLE BatteryTMは、固体酸化物型燃料電池(SOFC)と、鉄-空気電池とを融合した高温作動型の全固体蓄電池です。安全で安価な鉄と空気を燃料として、リチウムイオン電池の数倍以上の超高エネルギー密度を実現するものです。

特許
日本特許:JP5210450/JP6153733 
欧州特許:EP2731185 
米国特許:US9882226
試作機イメージ

SHUTTLE BatteryTMの放電メカニズムは、SOFCの放電により生成される水と鉄粉を反応させることで水素を再生する仕組みです。この反応は可逆反応であり、充電が可能です。燃料電池と異なり、水素を連続供給する必要がないので、改質器や高圧保存設備、水素ガス・タンク、水素ガス・パイプライン、水素ガス・ステーション等は全て不要となり、社会インフラ投資を含めたエネルギーコストが激減します。安価な鉄と空気中の酸素を活物質とするため、SHUTTLE BatteryTM自体のコストも、その性能からは考えられないほど低く抑えることができます。また、主要な材料は不燃物(セラミックと鉄)であり、系内で発生している水素ガスも微量であることから、極めて安全です。

SHUTTLE BatteryTMは、まさにこれからの循環型社会におけるエネルギーインフラのコアとして力を発揮する未来型の蓄電デバイスであると言え、より長期間/大規模なロードレベリングが可能な大規模蓄電システムや、EV、E-Boat、E-Plane等の電動式移動体の飛躍的な普及を可能にする技術として期待されています。